心柔らかに、暮らす

心も身体も、すこやかに暮らしたいワーママ5年目

2歳「イヤイヤ期」が、ママの「イヤイヤ期」にならないために読んだ本

なんかの本で、

「乳幼児の成長は半年ごとにステージが上がる」

と読んだことがある。

 

その時期がいつなのかは個人差があるんだろうけど、息子の場合は6か月、1歳、1歳半...と分かりやすい周期でやってきます。

 

 

1歳になった時は0歳のときと比べてグンと意思疎通できるようになったし(これは嬉しいステージだった)、

 

1歳半になると「自分のやりたい」が増えて主張が激しくなった(なかなかに大変な半年間であった、、アーメン)。

 

 

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つい最近開けたのは、「2歳半のトビラ」だった。

物の名前や対人関係の把握がハッキリしてきて、これまでなんとなく誤魔化したりしていた部分を見透かされるようになってきた。

 

言葉の語彙も急に増えた(これは一安心!)。

 

「これがしたい」「あれの次にこれをして、その次はあれをする!」と生活の中の彼のこだわりも増えてきました。

 

 

何がややこしいかって、彼の中の「こうしたい」を汲み取れずに無意識にスルーすると、「違う!!」と泣いて収拾が大変なこと。

世に言う、「イヤイヤ期」の到来である。

 

朝の時間がないときなどは地雷を踏まないようにいつもヒヤヒヤしていた。

 

 

ある朝、出かける間際になって

「保育園行くのも靴履くのも、ぜーんぶ、イヤ!

と息子がイヤイヤを発動。

 

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すごいな、教科書通り「イヤイヤ」言ってるな。

と冷静に考える自分と、

 

私だって仕事とか保育園とか家事とか一旦放り投げて、 全力でイヤイヤしたいぜ。

と心折れる自分がいたりして。

 

イライラしたり、子どもを急かしちゃう自分に嫌気もさしてくる。

 

毎日小さな身体で登園している息子を私だって笑顔で送りたい。

もっと優しい言い方はできなかったんだろうか?

私は息子にとって良い母親なんだろうか?

 

そんな日は、保育園に預けた後も色んな感情がぐるまぜになるのでした。

 

 

ママもイヤイヤ期になっちゃうぞ

と言いかけたものの、想像するだけで見苦しいので、泣き叫ぶ訳にも行かず。

 

何か、この乾いた心を癒してくれるものを...

と一冊の本をめくった。

 

 

こどもスケッチ

漫画家・おーなり由子さんの子育てエッセイです。

 

 

 

本の力はやはりすごい。

この一冊で、私の折れた心は持ち直しました。

 

 

 

ヤンチャ盛りの男の子ママである著者。

 

石やガラクタをポケットにいっぱい詰めて帰ってきても、裸で家の中を走り回っても、絶対に著者は怒らない。

 

むしろ子どもという存在への憧れの眼差しが、本の中にあふれていました。

 

 

 

イヤイヤ期だろうが、反抗期だろうが、

子どもはそのままでいい。修正する必要など全くない。

 

そんな子どもとのわちゃわちゃした毎日こそが宝物なのだと、押し付けがましくなく、そっと教えてくれる。

 

 

ああ、私、

小手先の「これをすると発達に良い」とか、社会への怒りやグチに満ちたものじゃなくて、

 

子どもも親もそのままで良いと言うことが、明るく優しいコトバで紡がれたものを求めてたんだ。

 

 

 

癒された後、冷静になって考えた。

 

大人なんて(というか私なんて)この10年間大して進歩してません(汗)。

 

 

でも子供は、毎日ぐんぐん成長して、軽々とステージを変えていく。

 

純粋に、すごいとしか言いようがない一方で、

 その度に親は固い頭を酷使して、必死にまた対応を変えなくてはならない。

 

 

それって半年ごとに異業種に転職したり、コロコロと会社の上司が変わるみたいな感じなのかも。

 

そりゃぁ、親もイライラもするだろうし、ストレスだって溜まる訳です。

 

 

 

だからって転職先や新しく来た上司が悪い訳でも、即座に順応できない私が悪いというものでもない。

 

 

大切なのは、冷静に

「あ〜、息子くん今日もイヤイヤしてるねぇ」と面白がり、

「そりゃ親もイライラしますって〜」と認めること。それだけなのかも。

 

 

ま、この「冷静に」が難しくて私はまた半年ごとに悩んだり落ち込んだりするんだろうけど。

 

 

こんな公共の電波(電磁波?)に書き記すことで、忘れっぽい私の潜在意識にも深く刻み付けられ、、ていたらいいなと思う。

 

 

 

最近はめっきり実用的な本ばかり読んでいた私だけれど、著者の眼差しをそっと伝えてくれるエッセイの温かさに開眼。

 

ここ数年とは少し違った内容の読書の秋になるかもしれない。

 

 

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