今日は締め切りにも追われず、
久しぶりにゆったりとした花金の夜です。
最近、保育園に向かって、えんやこら自転車を漕ぎながら、
ぼんやりと、そしてしみじみと考えていたんですよ。
私は働き続けてどこに向かうのだろう?
毎日夢中で家事に育児に奔走していると、
ふと働く意味を見失いそうになるときも。
お金を儲けたいのか?
お金を貯めて早期リタイアしたいのか?
誰かに認められたいのか?
偉くなりたいのか?
いやいや、全部なんか違うんだよなぁ・・
(お金を必要最低限、稼げるだけのスキルは身につけたいですが)
保育園までの道のりに、仕立て屋さんがあります
昔ながらの、こじんまりとしたお店で、
店のドアがガラスになっているので中の様子がよく見えます。
店の中に作業台があり、周りには仕立て待ちの衣類がぎっしり積まれています。
店主は女性の方で、おそらく80代。
店の前にはたくさんの花が植えてあり、息子を見かけるたび、笑顔で声をかけてくれる方です。
私が店の前を通るとき、その女性は
いつ店内に目をやっても作業台に向かって黙々と針を動かしておられます。
店には馴染みのお客さんがかわるがわるやってきていて、談笑する姿も楽しそう。
私の理想の将来像、これだ!
まさにこういう姿だなと感じました。
生涯現役で続けられる仕事を持っていて、
仕事を通して社会と関わりを持ち続けられる。
「老後はリタイヤしてのんびり盆栽でも育てたい」
盆栽には興味があるので(そこかい)そんな生活もとっても素敵だと思うのですが、
かと言って私自身はそういう将来を求めていない気がします。
あくまで想像ですが、
仕立て屋さんの女性も、決してもう、お金のために働いている訳ではないと思います。
身近にもう一人師匠がいます
私の祖父も、この仕立て屋の方と同じような部類です。
自営業で80代後半。
いまだに毎日働いています。
10年以上前に祖母が亡くなり、
お酒も飲まず、趣味も特にありません。
それでも仕事をしていて張り合いがあるのでしょう、80代とは思えないぐらい思考も明瞭ですし、見た目も若々しいです。
私はこの祖父母の働く背中をずっと見てきて、
憧れを持ち続けているのかもしれません。
私も、仕立て屋の女性と祖父のように、
生涯現役で働ける女性
になりたいな、と思いを新たにしました。
お金を主軸に置かなくてもいい、
偉くならなくてもいいんだと割り切れると
なんだか心がラクになります。
そうと決まったら(?)、
細く長くやっていけるだけの実力を身につけないとなぁ。
それはそれで大変だぞ。わくわく。
「仕事」への隠れた思い
バタバタと締め切りに追われることも多い最近。
あ〜ゆっくりしたいな、なんて思う日も正直あるのですが。
でもこんな理想像が浮かんでくるあたり、
私は根本的に働くことが好きなのかもしれません。
(というか、家事スキル的に専業主婦は到底無理なのですが。尊敬しかない。汗)
自分の「目指したい姿」を見失わないよう、
たまに立ち止まりながら、仕事人生を一歩ずつ進めたらいいな。
それにしても年々、「若いままでいたい」とかよりも「楽しく年を取りたい」という思考になってきています。
これも年を取った大人になった証拠かもしれません。
↓働くワーママさんのブログがたくさんで参考にさせてもらっています^^