昔から「夫婦は、お互いを補い合うもの」といって、多少の違いがある方が上手くゆくと言われます。
でも、タイプが違うゆえに、大きな決断をするときに「相手が分かってくれない・・」となることもあると思います。
- 直感派と論理派
- 大雑把と丁寧
- ポジティブとネガティブ ...etc.
我が家の場合は、上記の区分けでいうと私が前者で、旦那は後者です(^^;
私は小心者だけど、「なんとかなる」が信条。
ストレングスファインダーでも未来志向やポジティブが上位の資質に上がります。
いやな物事に遭遇しても、基本的に「まぁ...うん…いっか」でなかったことにしがち。
他方、旦那はびっくりするぐらい慎重派で、石橋を叩いて割った後に自分で石を選んできて堅固な橋を作るタイプ。
何か困ったことがあると、原因や対策をどこまでも追及します。
どっちのタイプがいい・悪いではなく、普段は「へぇー、なるほどねぇ」とニコニコor驚きの眼差しで過ごしています。(基本的に旦那に私の抜けを助けられることが多い)
そう、普段はね。
しかし、人生は平穏な時ばかりではありません。
大きな決断を前にすると、相手との違いが目につくものなのです。。
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ところで、ここ数年、家事をしながら音声メディアのVoicyを聴くのが日課です。
その中でも、もんだるいこさんの配信が大好きなんです。
4人の男の子を育てながら国際支援のNGOを経営する、もんださん。
パワフルな方なのに、他者への眼差しは優しく温かい方だと、配信から伝わってきます。
子育てや世界情勢について、他の人とは少し違う切り口で話されるトークに、いつも多くの示唆をもらっています。
そんなもんださんの放送で、最近、「これだ!」と膝を打つ回がありました。
タイトルは「ポジティブな人が誤解されないように気をつけた方がいいこと」。
「私もポジティブ系かも(´∀`*)/ネ-」という方はぜひ本編を聴いていただきたいのですが、
めちゃくちゃ要約しますと、
- もんださんもポジティブ派
- でもポジティブだからって何も考えていない訳ではない
- 言霊を大切にしているから「大変なこと」「不安なこと」をわざわざ言葉にしないだけ
- でも口に出さないと、周りの人を「ちゃんとリスク管理できてない」「この人大丈夫か?」と不安にさせてしまうこともある
全部当てはまってる・・(汗)
もんださんのアドバイスとしては、
- 不安を周りと共有する、対話する
- 手順を端折らず説明する
- 説明することで、周りにも「この人はちゃんと考えているんだ」と安心してもらえる
だそう。
やはりそうだったのかと…。
私はこの放送を聴いて、これまでの我が家のあり方を言語化してもらった気持ちでした。
*
転職したときや、フリーランスになったとき。
大きな決断を前にしたとき、思えば旦那のことをすごく不安や不快にさせてしまってただろうな、と思います。
基本的になんでも私の自由にさせてくれる旦那ですが、「本当に大丈夫なのか?(ちゃんと考えてる?)」と思っていたのでしょうね。不穏な空気になったことも。
私とて、本当はすごく不安なときも当たり前のようにあるし、「フリーランス 老後 不安」で検索して震えたこともあります(笑)。
上手くいかなかったときを考えて、シミュレーションする日も、もちろんあります。
でも、不安や心配を口に出すと本当にそうなりそうと、昔から思ってしまう私。
旦那の前では
「(色々不安もあるけど、ちゃんと考えているし) 大丈夫、なんとかなるよ〜」
とずっと言ってきました。
でも本当は、
(色々不安もあるけど、ちゃんと考えている)
↑この部分の説明こそが、大事だったんですよね〜・・。(反省&ため息)
安心してもらうためにやったこと
もんださんのように、きちんと言語化はできていませんでしたが、
私が自分の進みたい道を選ぶために、当時、本能的に(?)旦那の不安を察知して、取った対策は次のようなものです。
●転職活動するとき
→パワーポイントを作ってプレゼン
(転職理由、今後の展望、転職後上手くいかなかったときの第三の道の選択肢)
●退職してフリーランスになるとき
→口頭でプレゼン
(現状の仕事の見込み、会社員に戻ることも踏まえた選択肢)
プレゼンといっても口下手なんで、ショボショボ・しどろもどろなんですけどね…(汗)。
でも、「上手くいかなかったときの選択肢」を話すと、「お、おう(一応、考えてたんだね)」という感じで、急に旦那の納得度が上がったのを毎回感じました。こちらの覚悟が伝わったのかなと思っています。
▼珍道中、試行錯誤中の開業日記はこちら
相手のタイプに寄り添うこと
逆に言うと、言葉にしないと、たとえパートナーでも
(色々不安もあるけど、ちゃんと考えている)
の部分なんて絶対に伝わらないんですよね。
特に私は普段、ぼ〜っ( ^∀^)として抜けているタイプなので、心配されて当然です。
夫婦といっても元は赤の他人。
そんな二人が同じ屋根の下で暮らしていくワケで、「自分の道を進みたい」と思うと必ず相手に暮らしや収入など影響が出てきます。
心地良くお互いの人生をサポートしあえるように、相手のタイプに合わせた説明はマストだなと改めて感じました。
旦那がもし、新たな道を歩きたい時は
ちなみに、超慎重派の旦那には「楽観的な人が奥さんでよかったね!」「二人とも慎重派だと停滞するかもよー?」と、定期的に無理やり刷り込んでいます(笑)
本人がどう思っているかは謎ですが・・(゚∀゚)
もし彼がこの先何かびっくりするような提案をしてきても、それは慎重に何周も何周も回って石橋を割りまくって(笑)決めたことに違いない。
私はポジティブ派らしく不安は口にせず「それでいこーっ!(本当はちょっと不安もあるけど)」と背中を押してあげたいなと思います。
不安が顔に出ないように、まずは、私自身の仕事を軌道に乗せないとね〜。うんうん。
5月の爽やかな深緑に助けられながら、深呼吸を忘れず暮らしていこうと思います。
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