絵本作家、あまんきみこさん。
教科書にも載っていた「ちいちゃんのかげおくり」の作者です。
絵本も数多く出されていて、余韻のあるストーリーが好きで、ちょこちょこ読み聞かせしています。
先日、図書館で借りたのは、
「ぽんぽん山の月」
という一冊。
![ぽんぽん山の月 (えほんのもり) [ あまんきみこ ] ぽんぽん山の月 (えほんのもり) [ あまんきみこ ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5506/9784580815506.jpg?_ex=128x128)
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こちらがとても良かったのです。
ストーリーは、
母親の帰りを待つ子うさぎたちですが、実は母親は里で猟師に撃たれてしまっていて・・というもの。
文章量も多くないので、3歳以降なら分かりそうな内容です。
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ところが、息子にとって最近読んだ他の絵本とは、一線を画していたようです。
「子うさぎたちのお母さん、死んじゃったんだ・・!」と分かった瞬間、読み進める私を、すごく悲痛な表情で見返しました。
あの「ハッ…!」とした表情が私にとって、とても印象的でした。
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親ばか満載な私は、絵本もついつい「息子が喜ぶもの」を選ぶ傾向にあります。
最近であれば、ハマっている海の生き物や、虫に関する絵本。科学系の絵本。
そういうものは、言ってしまえば手っ取り早く息子の喜んだ顔を見られるので、親である私自身の達成感を得られやすいのでしょう。
でも、5歳ごろにもなると、
楽しい、明るい、
「だけ」が絵本ではないなと。
どうしようもない理不尽さ。
悲しさで心がいっぱいになること。
気味が悪い感覚。
そんな日常とは離れた感情を経験させてくれるのもまた、
絵本の良さだと改めて感じました。
もちろん、乳児〜3・4歳ぐらいまでは、
好きなものや楽しいものであふれた読み聞かせの時間でいいと思うのですが・・^^
親や子供自身のみの選書だと、どうしても偏りが出てしまうので、
くもんの推薦図書 や絵本雑誌、定期購読(配本)などの選書を定期的に参考にするのが私には良さそうだなと感じました。
絵本の世界、どこまでも奥深いですね。
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